喧嘩続き・ション3

2009.04.06 TEXT

表ハキダメssの「花と酒と喧嘩」の続きです。





酒が過ぎたと悟ったのだろう、嚥下を拒む飛段の口元からだらだらと白い液体があふれて首を伝っていく。それを舐め取りながら俺は相手の下衣を引き下げ、柔らかい急所を強く握った。ずり落ちてくる体を抱え直すと飛段が回らぬ口で焦ったように抗議した。おっ、おい、あちこちさわんなよクソヤロー。どうやら力が入らない体では感覚を逃がすことが難しいらしい。試しに脇腹を撫でてみると相棒は珍しく声を上げ、それを悔やむように怒りだした。すっかりおもしろくなった俺は、先の喧嘩の片をつけるべく、いつもは疎かにしがちな愛撫というやつを熱心にやり始めた。全身で奉仕する俺に対し、飛段がまずは低い声で、次第に上ずった声で訴える。やめろ、殺すぞテメー、あちこちさわんなってんだろーが!わけわかんねー、クソ、どうにかなっちまう、こんなの、こんなの楽しくねーって。お前を楽しませるためにやっているのではないと言ってやると、飛段は、ひでぇ、と泣くような声を出した。芯を持ち始めたものをやわやわと扱くと泣き声が悲鳴に変わる。やべぇションベン出るっ、放せよ角都っ。ぐんなりした上半身を背後から抱きこんで座らせ、両腿を開いてやると、頭を振って嫌がる飛段の耳元でゆっくり言い聞かせる。どうせお前は俺から逃げられないのだ、何も考えないで醜態をさらせ、俺しか見ていないのだから。飛段はしばらく粘ったが、下腹部を何度も強く押してやると、わ、ああ、ああー、とわめきながら放尿し、かくかく震えて俺の肩に頭を預けてきた。長く途切れない水音を聞きながら、勝者の俺は虚脱状態の敗者に優しく口づける。それにしても前もってコートを脱がせておいたのは良かった、あれはなかなか乾かないのだ…。














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