最後の最後まで

2010.02.05 TEXT

たっこ様からのリク「小便を出し切る裏技」による小話です。たっこ様のリク文の方がよほど刺激的でいろいろ楽しかったんですが…^^;どうも生ぬるくてすみません。





野外での放尿後、ぷるぷると始末をしている相棒の手元をうかがっていた飛段が、なあ袋の後ろから竿に向けてぐいっと押してみ、と言う。無視するには熱心すぎる口調に角都は相手の顔を見る。そうやると中に残ってるションベンが残らず出るんだよマジで、なあやってみろってェ。信じたわけではないが金がかかることではなし、角都は自分の股下に手を伸ばす。はたしてジョロリと出た小便に飛段が、ほらな、ほらな!とはしゃぐが、角都は無表情のまま、器官をふたたび振るって収納する。内心なかなか感銘を受けていたのだが、そんなものを露わにするぐらいなら死を選びたい。その夜、いつもよりも積極的に相棒に絡みついた角都は、すっかり降参した相手に体を押しつけて達した後、ぎりぎりまで身を引き抜くと、今日習った場所を指で押し扱いて、震える体内に体液を余さず搾り入れた。慣れない感触だったのか飛段が掠れた抗議の声を出すが、角都は構わず先端を埋めたまま、今度は相棒の会陰から竿までをぐりぐりと押し始めた。お前が言ったとおり出すべきものは残らず出しきらんとな、そうだろう飛段。妙なツボを強く押され、開いたままの太腿を震わせて角都をとんでもなく魅惑的に締め付けながら残りをピュッと吐きだした飛段は、呼吸が整うと途切れていた罵詈雑言を復活させる。てめー殺すぞ助平野郎、キショイことすんじゃねー変態、おい聞いてんのか角都。角都はガラガラ声で喚かれるそれを軽く聞き流す。焚火の炎がちらちらと踊る暗がりの中、満面の笑みで。
















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